[寅] 株式会社 石寅

先祖供養とお墓の話 - 墓は家の根 -

「先祖供養の話」でも書きましたが、今の私たちが在るのは先祖があって初めて成り立つ事なのは言うまでもない事です。つまり先祖は、今の家族とこれからの子孫の「根」であると言う事です。

種が落ち、芽を吹き、やがて若木は大樹に育ち、花を咲かせ実を実らせる。その実からまた新しい樹が育って行く。

これはすなわち、遠い先祖が実から育ち、現在の家族、大樹になり、その子孫が新しい実となって分家し、新たなる根を持つ。と言う事です。

その「家の根」を祀っているのがお墓なのです。

根が傷んだ大樹が朽ちて倒れるように、先祖を(ないがし)ろにして家族が安泰であるはずが有りません。これは、迷信や宗教的意味の話ではありません。先祖を大切にしない家庭で育った子供達は親を大切にしないでしょう。その悪循環が家庭を崩壊させていく一因となる事でしょう。その先に子孫の繁栄はあり得ません。

春と秋のお彼岸、お盆のお迎え火、ご先祖の命日、等折々に家族でお墓参りをし、先祖を敬う気持ちを自然に養ってあれば、子供たちは親や先祖を敬う事でしょう。

親が子を傷つけたり、子が親を傷つけるような昨今の世相は、根の傷んだ家族が多くなった事の現れではないでしょうか。

「墓は家の根」これは各家々の家族が、宗教、思想・信条の違いに関係なく、先祖供養の象徴としての「お墓」、そしてそれを家族全員で大事にしていく事が、家族の繁栄に(つな)がることを表す言葉ではないでしょうか。